ビットコイン(Bitcoin/BTC)の本質
仮想通貨とは
仮想通貨とは、実体を持たないデジタルな通貨です。国や地域の裏付けもなければ、貴金属のような物理的な価値にも基づいていません。
このため、人々の仮想通貨に対する見解は多岐にわたります。ある人にとっては100万円の価値があると考えるかもしれませんが、別の人にとっては1,000円の価値もないと感じることもあります。
仮想通貨は不安定な通貨でありながらも、国や地域の枠を超えて取引される利点があります。経済情勢の不安定な発展途上国では、通貨の価値が急激に変動することも珍しくありません。
実際に仮想通貨を有益に活用できるのは、先進国ではなく発展途上国であると言えます。自国通貨や貴金属以外に、仮想通貨で資産を保持することが可能です。
また、仮想通貨は英語でcrypto currencyと呼ばれますが、日本では一般的に仮想通貨と呼ばれています。
ビットコイン(Bitcoin/BTC)とは
仮想通貨の中で最も歴史が長く、時価総額でトップの通貨です。現在、2000以上の仮想通貨が存在しますが、ビットコインはその中で首位を維持しています。
現在のビットコインの価格は80万円から110万円で推移し、発行枚数は1,700万枚で時価総額は約2,500億円です。発行上限枚数は2,100万枚であり、すでに約8割が発行されています。
ビットコインは仮想通貨業界をリードしていますが、同時に多くの課題も抱えています。これらの問題を含めて、ビットコインは仮想通貨の代表的な存在となっています。
ビットコイン(Bitcoin/BTC)の実体?手に入れられる!
仮想通貨であるビットコインには物理的な存在はありませんが、そのレプリカは市場に存在します。ビットコインには元々イメージモデルが存在し、それをもとにレプリカが作られます。
ただし、作られるのは外見のイメージモデルのみであり、内部の内容は設定されていません。そのため、レプリカも種類やメーカーによって、材質・サイズ・光沢・触感などに微妙な違いがあります。
このようなレプリカはオンラインでも購入可能です。ビットコインのみならず、イーサリアムやリップルなどの仮想通貨のレプリカも販売されています。
仮想通貨はデータだけの存在ですが、実際に取引した記念としてレプリカを手に入れるのも楽しみの一つです。
仮想通貨としての用途にはご注意ください!
レプリカについて、基本的には仮想通貨としての価値はありません。投資や決済には使用できませんので、観賞目的での購入をお勧めします。
将来的にはICチップを搭載した仮想通貨の記念コインが登場する可能性もありますが、その価値はデータのみにあります。
Satori(悟)コイン
これまでレプリカは価値がないとされてきましたが、補足としてSatoriコインが存在することをお伝えします。
Satoriコインは詐欺ではなく、プラスティックのコインに0.001BTCが格納されたQRコードのシールが貼られています。QRコードを読み取ると0.001BTCを受け取れますが、一度シールを剥がすと二度と使用できない仕組みです。Bitcoin愛好家がコレクションとして購入する傾向が強いため、一般的にはあまり見かけません。
ただし、令和元年4月23日に仮想通貨交換業法が施行されたため、Satoriコインの運用は制限されています。
ビットコイン(Bitcoin/BTC)の実物について
仮想通貨が完全に物理的な実体を持たないのは、その利点の一つです。将来的には、価値の内包された仮想通貨が登場する可能性もありますが、それは極めて限られた数に留まるでしょう。しかし、実体がないことから抽象的な部分があるのも確かです。
もし誰かが実体のある仮想通貨を持って「必ず儲かる」と言ってきたら、それは詐欺である可能性が高いです。実際、とろサーモンの久保田氏も実体のある仮想通貨に関わって10万円もの詐欺に遭っています。くれぐれも注意してください。
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