Python活用!ビットフライヤーにおけるbotによる自動取引手法

仮想通貨の取引所

1分で把握する概要

Pythonにより、効率的なコーディングが少ない行数で可能になる

botを利用した自動売買で、常時チャート監視の必要が解消される

MacOSには初期状態でPythonが搭載されている

仮想通貨のbot自動取引は、セットアップ後は自動で取引を行ってくれる非常に便利な手法です。日々の業務に追われるサラリーマンや、朝から夜まで講義に忙しい大学生など、専門のトレーダーでなければ終日チャートを監視することは難しいですよね。

この方法を活用すれば、予期せぬチャンスを見逃すことなく、本業や学業に専念することが可能になります。しかし、bot取引を始めるにはある程度のプログラミングスキルが求められるため、取り組みにくさを感じる方もいるかもしれません。それでも、一度慣れてしまえば、初心者でも意外と簡単に取り組むことができます。

この記事では、ビットフライヤーでbot取引を始めるために必要な基礎知識や準備事項をわかりやすく解説します。

ビットフライヤーでのbot自動取引におけるPythonの役割

Pythonは、プログラミング言語の中でも特にコード量が少なく、可読性の高い記述が可能な言語です。人工知能や機械学習の分野にも広く用いられており、インスタグラムなどの大規模なサービスの開発にも採用されています。

この言語は、そのシンプルさからプログラミングの入門者にも好まれています。

Pythonの利点

Pythonの大きな利点としては、簡潔なコードで直感的なプログラムを構築できる点が挙げられます。コードが短く、クリアであるため、誤打などのミスを見つけやすくなる効果があります。

Pythonの欠点

一方で、コードが短絡的であるために情報量に乏しく感じられること、比較的地味な印象を受けること、そしてAIや機械学習への関心が薄い場合にはその魅力を十分に活かせない可能性があるという点がデメリットとして考えられます。

Pythonを活用してビットフライヤーAPIで自動取引

Pythonを駆使し、ビットフライヤーのAPIにアクセスすることで、botによる自動売買を実現できます。自動売買に必要なツールのダウンロードから、適切なコードの実装までを行い、自動売買の世界へと足を踏み入れましょう。

Pythonのセットアップから、仮想通貨取引用のコーディング手順に至るまでを、イラスト付きでわかりやすく解説します。

Pythonと関連ライブラリの設定方法

Webブラウザで「Python」と入力して検索し、公式サイト「Python.org」にアクセスします。サイトにアクセス後、ダウンロードセクションからPythonのインストーラーをダウンロードしてください。

ダウンロード後、インストーラーを実行し、表示される指示に従ってPythonをシステムにインストールします。Macユーザーは、Pythonが初期状態でインストールされていることを念頭に置いてください。

ビットフライヤーAPIを操作するためには、特定のPythonライブラリの導入が必要です。ここでは、必要なライブラリのインストール方法を説明します。

Python環境のセットアップ完了後

インストールが終了したら、「Python Launcher」を開き、インストールプロセスを完了させます。

ライブラリのインストール

ビットフライヤーAPIを扱うため、「pybitflyer」というライブラリをインストールする必要があります。Macはターミナルを、Windowsはコマンドプロンプトを開き、「pip install pybitflyer」とコマンドを入力し、実行してください。これで、「pybitflyer」ライブラリのインストールが完了し、ビットフライヤーAPIを利用する準備が整います。

ビットフライヤーでAPIキーを生成する方法

ビットフライヤーのAPIキーを取得し、Pythonによるbot自動取引の準備をしましょう。最初のステップはビットフライヤーAPIキーの取得です。ビットフライヤー Lightningにサインイン後、画面左側のメニューからAPIのセクションに進みます。

APIセクションに入ったら、ページを下にスクロールし、「新しいAPIキーを追加」のボタンを押下します。

APIキーの発行に際しての警告が表示されます。APIキーが外部に漏れると、不正に操作される可能性があるため、第三者には決して公開しないようにしてください。注意事項を確認し、同意した上で次へ進みます。

次に、APIキーに設定する権限を選びます。操作に必要な権限のみにチェックを入れてください。権限の管理が容易になるように、ラベル欄にはそのAPIキーの用途をメモしておくと良いでしょう。

以上でAPIキーの設定が完了し、Pythonを使った自動取引の準備が整いました。

Pythonでコード実行の手順

Macユーザーはターミナル、Windowsユーザーはコマンドプロンプトを開き、「Python」と入力後、エンターキーを押してPythonを起動します。

ここからは、特定のコードの入力と実行が主な作業となります。ただし、APIキーに設定された権限内での操作に限定されるため、その範囲内での作業を心がけてください。

ビットコイン価格情報の取得

Pythonが起動した状態で、ビットコインの現在価格を取得するためのコードを実行してみましょう。以下に示すコードを入力し、完了次第エンターキーを押して実行します。APIキーとそれに付随するシークレットキーもこの段階で利用します。

python
import pybitflyer
api = pybitflyer.API(api_key="あなたのAPIキー", api_secret="あなたのAPIシークレット")
print(api.ticker(product_code = "BTC_JPY"))

取引指令のコード入力

最後に、実際にビットコインを取引するための数量と価格を指定し、コードを実行します。取引を希望するビットコインの量と価格を正確に入力しましょう。ここで紹介するコードは取引を実例としていますので、実際の取引にはご自身の取引情報を反映させてください。

python

api = pybitflyer.API(api_key="あなたのAPIキー", api_secret="あなたのAPIシークレット")

# マーケット注文(買い)
api.send_child_order(product_code=“BTC_JPY”, child_order_type=“MARKET”, side=“BUY”, size=“取引したいビットコイン量”, minute_to_expire=10, time_in_force=“GTC”)

# マーケット注文(売り)
api.send_child_order(product_code=“BTC_JPY”, child_order_type=“MARKET”, side=“SELL”, size=“取引したいビットコイン量”, minute_to_expire=10, time_in_force=“GTC”)

# 指値注文(買い)
api.send_child_order(product_code=“BTC_JPY”, child_order_type=“LIMIT”, price=“希望の取引価格”, side=“BUY”, size=“取引したいビットコイン量”, minute_to_expire=10, time_in_force=“GTC”)

# 指値注文(売り)
api.send_child_order(product_code=“BTC_JPY”, child_order_type=“LIMIT”, price=“希望の取引価格”, side=“SELL”, size=“取引したいビットコイン量”, minute_to_expire=10, time_in_force=“GTC”)

これにより、自動でビットコインの取引を行う準備が整いました。

ビットフライヤーでのbot活用の要点

ビットフライヤーでAPIキーを取得し、Pythonを用いたbotによる自動取引の設定方法について解説しました。重要なのは、APIキーを第三者に絶対に知られないよう厳重に管理することです。万一漏洩し不正利用された場合、遠隔で予期せぬ取引が実行される恐れがあります。

APIキーを作成する際には、不要な権限はあらかじめ除外しておくことがセキュリティ向上に繋がります。

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