練習足の解説 | 活用方法と推奨インジケータについての紹介

初日の100円から次の日にかけての1円の上昇は、2円の基準を満たさないため、記録されません。この1円の上昇は保留となります。3日目に再び1円上がり、前日の保留分と合わせて記入基準を満たすため、ここで初めて2円の上昇を示す陽線が描かれます。4日目には4円の大きな上昇があり、この場合は2円の陽線を2本追加します。

5日目に2円下がるものの、練習足では最新の陽線の最高価格から4円の下落が必要とされるため、この2円の下落では記入されません。7日目には108円となり、最高値106円から2円の上昇があったため、新たな陽線が1本加えられます。

110円の最高値から106円へと4円下落した14日目に陰転が確認され、これが売りのサインとなります。反対に、104円の最低価格から108円へ反発した15日目が陽転のサインです。その後、17日目の110円まで陽線が描かれます。20日目には106円まで下落し、再度陰転することになります。

練習足インジケーターの推奨

練習足チャートを取り扱う際には、MT4（メタトレーダー4）が推奨されます。MT4内で練習足は「Renko Chart」として利用可能で、上述した練習足の記録方法に従ってチャートが形成されます。さらに、MT4には「Oanda Renko Chart」があり、練習足の非時間系チャートと時系列チャートのローソク足を重ね合わせることができ、大局的な価格のトレンドを練習足で把握した上で、ローソク足による詳細な価格動向も確認できます。

移動平均線との併用によるテクニカル分析

移動平均線について

概要: 市場のトレンド方向を判断する基本的な分析ツール カテゴリ: トレンド追跡型 理解のしやすさ: ビギナー向け 適用するシーン: 主に明確なトレンドが存在する場合 活用法: 価格動向の解析及び、他の分析指標との連携利用

相場のトレンド方向を判断する指標として、移動平均線は初級レベルのテクニカル分析ツールです。トレンド相場での利用を主とし、価格の流れを読み解く、他の指標との組み合わせによる使用が主な方法です。

【移動平均線の活用法】移動平均線は一定期間の平均価格を滑らかな線で表示し、市場の方向性を示す代表的なツールです。ローソク足チャートとの組み合わせで、売買の判断材料とします。ゴールデンクロスやデッドクロスなど、様々なシナリオで活用され、MACDやボリンジャーバンドといった他の分析ツールとも組み合わせて使用されます。成功率を高めるには、多くの投資家が注目する期間を移動平均線の設定に選ぶことが重要です。日足であれば5日線や25日線、週足では13週線や26週線が一般的な選択肢です。自身のトレードスタイルに合わせた最適な設定を見つけましょう。

練習足の総括

練習足は日本古来からのテクニカル分析法でありながら、現代の市場分析においてもその価値を発揮します。MT4のような先進的な取引ツールを用いることで、練習足の分析がさらに容易になります。仮想通貨取引所を選定する際にも、これらのツールの提供状況をチェックすることが一つの判断基準になり得ます。