最近では仮想通貨のTVやCM、ニュースで見かけることも多くなり、仮想通貨がより身近なものになってきました。
そんな中でもウォレットという言葉を耳にしたことはありませんか?
「ウォレットって聞いたことある!」
「どこかの財布みたいなものなの?」
「でも、ネットにしかないなら財布なんて必要ないんじゃないの?」
そんな風に分からないという方も多いようです。
やはりウォレットと聞くと「財布」のイメージがありますが、その名の通り”仮想通貨専門の”財布のことです。
という事は財布と覚えておけばOK!
なのですが、ウォレットにも種類や機能がたくさんあり、この辺までは仮想通貨を始めてる人でも詳しく理解できていない人が多かったりします。
では、仮想通貨のウォレットが一体どんなものなのか、どのような種類があるのか、どんな風に使い分けるものなのか気になるところですよね。
今回は、そんな仮想通貨のウォレットについて詳しく記事にまとめてみましたので参考にしてみてください。
仮想通貨ウォレットを作る前に知っておきたい5つのこと
ウォレットの作成前の事前準備
仮想通貨というのは「インターネット上に存在する通貨」です。
1000円札や100円玉などの現金であれば革の財布なんかに閉まっておけばOKですが、仮想通貨の場合は「実際に存在しない通貨」なので、入れる場所なんて必要ないと勘違いしてしまう方も多くいます。
そうなってくると、仮想通貨のウォレットとはどのような役割をするためのものなのでしょうか。
ウォレットを作成する前に覚えておきたいこと
まず始めに、仮想通貨のウォレットとは仮想通貨を購入したら預けておくためのもので、取引所で購入したらウォレットを作成して通貨を移動させることが定番の方法です。
なぜ、ウォレットに入れておくのかと言うと、その方が安全だからです。
作成前に以下を覚えておきましょう。
①購入したら完了ではない
仮想通貨は購入したら完了ではありません。購入後は取引所が保有管理している状態になっているため、万が一取引所の機能が停止したら引き出せなくなる可能性があります。
②インターネット上の通貨だからこそ狙われやすい特性がある
インターネットにはハッキングのリスクがあり価値の高い仮想通貨はハッカーの標的になりやすい傾向があります。
③銀行や金庫のようにどこで管理するか決める必要がある
購入した通貨をどこに管理しておくかを自分で決める必要があります。
④セキュリティ対策のチェックがとにかく大事
仮想通貨取引所の全てがセキュリティ万全という訳ではありません。
⑤紛失しても全て自己責任
仮想通貨は万が一紛失しても全て自己責任となる事がほとんどです。
これらのことからも分かるように、自分自身の大切な資産だからこそ、安全に管理する必要があります。
そのために最適なのが「仮想通貨ウォレットで管理すること」です。
仮想通貨ウォレットの種類と特徴
仮想通貨のウォレットにはたくさんの種類があり、それぞれに特徴となる機能があります。
全てのウォレットが万能という訳ではありませんが、パソコンで管理したいか、持ち歩いて管理したいかなど、自分の運用スタイルに合わせていくことが大切です。
ひとつずつ見ていきましょう。
オンラインウォレット
オンラインウォレットとは、その名前の通りオンライン(ネット上)で管理するタイプのウォレットです。
オンラインウォレットの良い点はパソコンでいつでも送金できたりすることや、通貨元が運営する公式オンラインウォレットが多いことです。
ただし、インターネット上に存在する通貨をそのままネットで管理することになるので盗難のリスクが付いてきます。必ず、「2段階認証の設定」「秘密のパスワード設定」「暗号鍵の設定」などをチェックしてセキュリティ対策を万全にしてから登録することがおすすめです。
主なオンラインウォレット一覧
ERC20対応の安全性の高いオンラインウォレットです。
クライアント(デスクトップ)ウォレット
クライアントウォレットとは、自分のPC内に指定のソフトウェアをインストールして利用するウォレットです。
クライアントウォレットのほとんどが通貨元の公式ウォレットです。主にローカル環境で通貨を保存できるので、安全に管理しやすいのが特徴ですが、PCにダウンロードする必要があるため、ウイルスに感染したパソコンで利用しないように注意しましょう。
万が一にもウイルスに感染したPCなどに保管しておくと、ハッキングやコインの流出にも繋がるため注意が必要です。
主なクライアントウォレット一覧
各コインの公式サイトで確認する事ができます。
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ペーパーウォレット
ペーパーウォレットとはオフラインで保管する紙タイプのウォレットです。
ペーパーウォレットは専用のソフトウェアをダウンロードしてQRコードを紙に印刷しその紙を紙幣のように扱うことです。分かりやすく言うと、QRコード付の紙幣です。
これはネット上に管理せずに、ショッピングなどでそのまま使えることが多いため、便利な一方で、”モノ”として管理する必要があるため、紛失や盗難に注意しましょう。
主なペーパーウォレット一覧
※基本的にはQRコードに移動できれば、どのようなソフトウェアでもペーパーウォレットにすることができます。
ハードウェアウォレット
ハードウェアウォレットとは、USB端末やメモリスティックなど、ハードウェアに保管しておくタイプのウォレットを指します。
持ち運びのできるオフライン管理のため、ハッキング被害に合いにくく、現在販売されている端末のほとんどが高度なセキュリティ管理を施しています。
また、万が一ウイルス感染した端末に接続したとしても、指定デバイスや暗唱番号などが合致しない限り勝手に送金される被害も少ないのが1番大きなメリットですが、破損や紛失には注意が必要です。ただ、それらを加味しても仮想通貨の管理する中では、安全性の高いウォレットです。
主なハードウェアウォレット一覧
1番安全でおすすめなネットで保管しないタイプのハードウェアウォレットです。
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